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名前は良く聞く!?!?伊吹大根は、本当に美味しいのか?

どうも、cometubu案内人しずえです。(以下 し)
し:皆さんも、「伊吹大根」の名前は有名で聞いたこともある方も多いのではないでしょうか。
しかし、この大根の何が特徴的で、実際何が美味しいのか。そしてどこに行けば食べられるのか!
今回はそのあたりにスポットを当てて伝説の伊吹大根の奥深さを探っていきたいと思います。


し:そもそも伊吹大根というものは一体どうゆうものなのか。
簡単にここでお勉強コーナーです。

滋賀のおいしいコレクションによりますと・・・

「伊吹大根」は、伊吹山のふもとで古くから栽培されてきた伝統野菜です。
葉と首が赤紫色を帯び、根は太短く丸みを持ち、先端はねずみの尾のように細長いことから地元では「ねずみ大根」とも呼ばれていました。
伊吹大根の最大の特徴は、普通の青首大根の2倍ともいわれる辛味の強さです。
伊吹山周辺はそばの産地としても知られ、すりおろすとピリリとシャープな辛味がある伊吹大根はそばの薬味として江戸時代から評判になっていたほどです。
伊吹大根は、まずは伝統にのっとり、そばや鍋物のおろしで食べてみてください。その小気味いい辛味の旨さがわかるはずですから。
また、水分が少なく肉質は固くよくしまっているため、煮物にしても煮くずれせずに甘くなります。
スティックサラダのような生食もシャリっと食感がよく、おすすめです。

とのこと。
また全国の「ねずみ大根」の中でその歴史が最も古いとも言われています。


し:「本物のからさと旨味を追求しようとすると、伊吹山の高度の高い土地で育成する必要がありどこでも育つというわけではなさそうです。」

 


ということで今回は、実は40年近く途絶えていた伊吹大根の栽培を復活させ、直営のソバ店で提供するなど消費拡大を図っている地元農家の有志の中心人物、イブキファームの谷口隆一さんに話をうかがってみた。
し:「こんにちは。」
谷口隆一さん(以下 谷):「はい、こんにちわ。」

 


し:「伊吹大根の特徴について教えてもらえますでしょうか?」
谷:「まず伊吹大根いうのは別名「辛味大根」と呼ばれている、伊吹山で代々つくられてきた伝統野菜のことなんや。」

 


谷:「他にも赤カブとか、白カブとかまぁこの地域の野菜はいろいろあるんやけど、
その中でも伊吹大根は伊吹山からの冷たい風がないと美味しく育たないめずらしい大根で、今でも山の麓で栽培してるやで。」
し:「山の麓ですか?」
谷:「そうやで。」
し:「どのくらいですか?」
谷:「どのくらいって・・・このくらい。」

 


し:「うわ!なかなか険しい場所ですね!」
谷:「標高約400メートルの伊吹山中腹やからな。そらそうや。シカもイノシシもクマもおるよ。開墾も自分たちでやったから大変やったで。」
し:「・・・これは大変そう。。。」

 


谷:「伊吹大根というのは伊吹山の痩せた土地と激しい寒暖差で育つから、辛みは普通の大根より何倍も辛い。でもとても小さくて長さ約15センチくらいでずんぐりむっくりした大根になる。
まぁ手間の割には普通の大根ほどは儲からない。これも栽培が途絶えてしまった大きな原因やと思う。」
し:「他にも理由はありますか?」
谷:「まぁそうやな、高度成長期の波に押されて伊吹地域でもみんなが会社へ勤めるようになたから、昭和40年代頃に栽培が途絶えている。
後継者不足というやつやろうな。」

 


谷:「それでも地元の農家の人が保管してきた種を使って、県の農業施設が伊吹大根を栽培することに成功した。それをきっかけに地物の農家でも栽培する人が出てきたんや。」
し:「じゃぁ谷口さんもそれをきっかけに?」
谷:「いつか生まれ育った場所に恩返しがしたいという思いもあって職場を早期退職して、知り合いに呼びかけて農家4戸で「伊吹山麓元気農業協議会」を作って栽培に乗り出した。」

 


谷:「どう?ここまで聞いてかっこいいやろ?」
し:「え?」
谷:「いやここまでのストーリーかっこええと感じたかなぁと思って。」
し:「ま・・・まぁ・・・。」
谷:「そやろー。それが大切やねん。ちゃんとそのあたり記事にしといてや。」
し:「わかりました・・・ちゃんとメモっときます・・・。」

 


谷:「こうゆう新聞記事とかもっと載せといてな。かっこよく頼むで!」
し:「はぁ。」

谷:「まぁ長い話も面白くないし、ここらで伊吹大根&伊吹蕎麦たべて見る??伊吹蕎麦の栽培も今年から始めたから全部自家製!」
し:「いただきます!!」

 


谷:「はいどうぞ〜。」
し:「美味しそう!!」
谷:「自家製の伊吹大根の大根おろしに、自家製の伊吹蕎麦のセット。蕎麦の上に散らしてあるのは大根の葉っぱやかやら。」

 


し:「見た目も綺麗ですね。」
谷:「かっこよく写真撮ってや。」

 


谷:「我ながら、いいねー。いいよー。」



谷:「自家製の漬物も一度食べてみて。提供するから、写真頼むでー。」
し:「・・・谷口さん、結構グイグイきますね。。。」
谷:「伊吹大根普及のためや(笑)」

 


谷:「この辺も、しっかり持って。」
し:「は・・・はい。。。」
谷:「いいねー。美味しそうやねー。売れるわーこれで売れてしまうわー。お買い求めはこちらで!!」
し:「たくましいっす。」

 


し:「写真ばかり撮っていても仕方ないのでこの辺りで実際に頂いてみましょう。」


し:「薬味の伊吹大根をしっかり溶いて、」


し:「いただきます!」


し:「うーん!!」


し:「やっぱ、辛い!!」


し:「でもなんだろう、わさびでも、生姜でもない独特の辛さ。そしてどんどん甘くなる。」

 


谷:「ええやろー。これが伊吹大根の美味しさなんやなー。わかるか?」
し:「でも悔しいですけど、ちょっとわかったような気がします。」
谷:「ええ子やなー。漬物も食べや。」
し:「ありがとうございます!」

 



谷:「もう一つ、とっておきのデザート食べて行き。」
し:「これなんですか?」
谷:「伊吹はよもぎも有名なんやで。今耕作放棄地を利用して伊吹よもぎの栽培も進めてる。
地域特産化の次の手として、もともと獣害にも強いヨモギを栽培をして加工もしてる。
すでに有名な和菓子店にも材料として使ってもらってるんやで。」
し:「すごいですね。」

 


谷:「この色の濃さがうちの売りかな。たっぷりとよもぎ使ってるから味も濃くて美味しいよ。」
し:「確かに色が濃い。」

 


し:「早速頂いてみましょう。」

 


し:「これは美味しいです!!!」
谷:「これも、美味しいや。」
し:「なるほど(笑) いろいろご協力頂きましてありがとうございました!」
谷:「しっかりとお店情報とワシの写真載せといてくれなあかんで!」
し:「・・・大丈夫ですよ。たっぷり載せますから。。。」
谷:「そこはしっかり頼むで!」

 

イブキファーム

久次郎の営業日について。
「久次郎」は地域の食材加工施設で食事処主体でございませんので、毎日皆さんに食事提供させていただく事が出来ないことがあり申し訳ございません。
しかしながら、土曜、日曜は食事やコーヒーの提供をさせていただきます。
尚、定食は地域食材に限りがあり事前に申し込みいただければ幸いです。
予約以外は日によって食材に限りがあり、お断りさせていただく事もございますのでよろしくお願いいたします。

詳しくはお問い合わせください。

 

 


2017-01-01 | カテゴリー: 食べる 

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